マネキンの分類に使われる主な基準

マネキンの分類に使われる主な基準
アパレル業界では欠かす事が出来ないマネキンは、英語でアルファベットの綴は一緒でフランス語でマヌカンとも言われます。
日本語として定着させる時に、招かんより招金という意味で縁起が良い事からこちらを取り込まれました。
一般的には、全身のディスプレイ用人形と認識されています。
洋服のコーディネートを展示する人形の他に資料館で当時の様子を表現するのにも使われています。
また、企業が行うデモンストレーション等にも活用されているのを見かけます。
マネキンと少し違う分類になるのが、トルソーです。
こちらは主に手足がなく上半身だけの人形として使われています。
別名をボディと呼びます。
どちらがトルソーでどちらがボディなのか明確な区別は無いでしょう。
マネキンは繊維強化プラスチック製が殆どで仕上げに白い塗装が施されています。
トルソーは射出成形プラスチックかスチロール製です。
アパレル企業の店頭に展示する際は色々な動きに出来るのが特徴です。
マネキンヘッドはウィッグや帽子の展示に必要
マネキンヘッドは頭部のみのマネキンのことで、肩の一部まであるタイプもありますが、首元までのものが一般的となっています。
目や鼻、口、耳が細部まで造形されているものもありますし、何となくその部分に目や鼻など各パーツがあるような抽象化されたデザインのものもあります。
どちらかと言うと抽象的なデザインの方が扱いやすく、様々な用途に合わせて使い易いと言われています。
表情がないタイプは展示する商品を選ばないため、幅広く使えるためです。
マネキンヘッドが重宝されるのは、ウィッグを展示したい場合です。
ウィッグは陳列台に置かれている状態ではただの髪の毛の束に見えますが、頭の形状にフィットさせることで繊細なデザインをしっかりと見せることが可能となります。
また、帽子やメガネ、サングラスなどの販売店でも広く使われています。
ウィッグにしても、帽子やメガネ、サングラスにしても、実際に使う状態を展示してこそ、多くの人にその魅力を伝えることができます。